起業史記

事業を通じて、感じたことを熟々まとめます。

ここも黒船がとっちゃうんすかね。テレビの枠をリアルタイム入札できるプラットフォームベンチャーの話。

先日、ボストンで起業した人からclypdというアメリカのスタートアップについて教えてもらった。

このclypdという会社は、テレビ(特にローカルテレビ)の枠をRTB(リアルタイム入札)できるプラットフォームを提供している。ネット広告ではすでにお馴染みの仕組みだが、これをテレビに応用した会社だ。もちろん効果測定も可視化されている。これがあるとネット広告同様に出稿主がテレビの枠をブラックボックス化されずに最適な価格で買うことができる。

今年の4/9にシリーズBで1,940万ドル、日本円でだいたい20億円のファイナンスに成功している。

↓clypdのcunchbaseとAngellist

  

angel.co

周りのテレビに関わる人の話では、ローカルのテレビ局では枠が埋まらないケースが出てきていると聞く。その枠をこのプラットフォームに流すことができれば、今まで考えられなかったクライアントが見つかる可能性が出てくる。逆に言えば、それを取り次いでいた代理店にとっては非常にドキドキする事業だし、コンテンツメーカーがどっと増えることで、コンテンツメーカーの熾烈な戦いが加速するだろう。

また、この仕組みとネット、そしてデジタルサイネージのような街頭広告も対象となると、出稿者は全ての枠の中で最適な広告配信ができるし、効果が鮮明になる。そして、クリエイティブにおいても、全てを加味したクリエイティブスタイルが生まれるんだろうな。なんて妄想が広がるわけです。

ただ、これってどこかで見た光景で、出版のamazon、映像ではHulu、古くは石油のGHQみたいに、複雑に絡み合った権利ビジネスでは黒船が構造を変える主体となりプラットフォームを取っていくイメージがある。

本当はこういったベンチャーが日本から生まれて、アジアをまるっと取れれば面白いんだけどなと思いつつ、すでに動いている方もいると思うので、機会を生み出すこのビジネスを行うプレイヤーを応援したい。