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クラシテク社長のまとめブログ

事業を通じて、感じたことを熟々まとめます。

ベンチャー経営を通じて学んだこと、事業の考え方とお金を使い方(自分用)

起業家向け勉強会startup schoolに講師として登壇させて頂きました。

登壇内容をThe brige様に簡単に記事にしてもらっています。

 

資金は調達よりも使うことの方が難しいーーMUGENUP一岡氏が語る「調達資金の使い方とポイント」

http://thebridge.jp/2014/06/startup-school-by-skylandventures-0610

 

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ここでは補足の意味も込めて、自分が事業を創ってきた中で生まれた重要な考え方を簡単にまとめておきます。

 

まずは事業を創る際に大切にしている3点です。

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対抗軸ですが、これは「何の変わりになるのか」という対象物です。

簡単に言えば、「対象マーケット」なのですが、例えばマクロで考えれば「コミュニケーション方法」だったり、ミクロで言えば「医者とMRのコミュニケーション」だったり大小様々に定義出来ます。

次に変化率ですが、これが起業家の腕の見せ所といいますか、「変化をどうやって生み出すのか」というHowの部分になります。システムを創るのか、エンジンを創るのか、それを創ることによって、どれくらい今と変わるのかという指標です。

最後に合理的なメリットですが、これは対象マーケットのユーザーが変化によってどれくらいのメリットを享受出来るかということです。ここの値が大きければ大きいほど、インパクトがあると考えています。

市場もメリットも結局、変化率から引き起こされるので、変化を考えるしかないのですが、「何もやることないが、起業したい!」という方は市場とメリットから考えるのも手だと思います。

また、登壇されたユナイテッドの丸山さんがおっしゃっていた

「人数」×「単価」

ですが、「最後はそれしかよなぁ」と非常に勉強になりました。

【1億円調達するためのベンチャーファイナンス基礎知識】

http://schoo.jp/class/243

 

それを実現するHowの創造が起業家の仕事です。

 

またHowを創る上で重要なのが仕組み化とアセット化です。

仕組みがなければ、やってもやってもボロボロこぼれてしまいますし、アセット(資産化)出来なければ、途中大手がやってきたときに資本で負けてしまいます。なぜ自分たちが勝ち続けられるのか「勝ち筋」を明確にする必要があります。

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この仮説を繰り返していくと、ビジネスが出来てきて次第に以下のシンプルな方程式に落とし込まれます。

 

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非常にざっくりしていますが、売上を構成し、お金をかければ獲得出来るKPIとそのKPIを獲得するためのコスト、そして、獲得したKPIを回せるかの制約条件を合わせると、理論利益ではなく実態に則した利益になります。

 

この方程式が緻密であればあるほど、リスクリターンを把握出来ます。ですので、イメージに合うまで数字をとり続ける仕組みが必要です。

 

そして、いざお金を使おうとするわけですが、このイメージがないとお金を使うのにビビってしまいます。ビビるとどうなるかというと投資タイミングを逸して回収が遅れます。ただぼーっとしても会社をやっている以上固定費がかかるため、投資コストが上がり、回収条件がどんどん悪くなります。

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これが長引いたり、制約条件をイメージしそこなうと実は資金が足りなかったということにもなります。

 

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「お金を使うのは難しい」というのは、必要な条件を全てイメージして、短期間に一気に使うことが理想だからです。お金はもらって貯めるものではなく、還元しなければなりません。

ですから、事業は予期せぬことがいっぱい起こる不確実のなかで、ビビらずに執行しなければなりません。(私も本当にまだまだひよっこです。)

 

私の経験から出た考え方でしたが、これから起業される方やファイナンスを検討されている方の参考になれれば幸いです。