起業工学

事業を通じて、起業を成功させるフレームワークを仮説立証するブログです。

投資したくなる起業家の人柄(メンタリティ)について考えてみた。

前にまとめた「起業工学@早稲田大学」は、ご縁があって、授業をさせて頂くことになり、ちょうどロジックのような物をまとめるいい機会となりました。そんな中、事業を作る際のフレームワークをまとめた「起業の科学」という本が出版されていました。

 

とてもよくまとまっている本ですので、大変勉強になりました。

しかし、これを読んで「これを実践すれば、上手く立ち上がるのか」というところに何か違和感を感じました。(ディスっている訳ではありません。私が授業で話した内容も、これに近いので。)おそらく、「HowTo=ビジネスモデル」としては優れているが、立ち上げるのは「人」であり、その「人」の部分がないからなのかもなと思いました。人が運用し、再投資を行うので、人は重要ですよね。

 

そこで、自戒の為にも、今まで投資家やエンジェルの方々が何をみて投資しているかをふわっとした会話を思い出しながらまとめてみました。

f:id:ryotaichioka:20171210224908p:plain

 

「心技体」のように「志=視座」「技=地頭の良さ」「体=泥臭さ」になるのかなと思います。

 

「視座」

これはソフトバンクの孫さんラバーならばよく知っている「志高く」です。では「志」を身近にいうと何かなと考えた時、それは「ゴールセットとゴールまで走りきるタフさ」になるのではないでしょうか。ゴールセットなので、みんな違ってみんな良いというやつです。

「毎朝早起きする」みないなものに近いと思います。続けるの、大変ですよね。本当に毎日思えるようなものがあれば、続けられて、いつの間にかライバルはいなくなるのではないでしょうか。ある人は「一番の参入障壁は、継続して思考すること」と言っていて、なるほどなぁと思いました。

 

「ルールハック」「投資力」

これはどちらかというと感情ではなく数字で判断できるか。冷静に資本回収できるかということです。これがしっかりしていると、「筋を通して」事業ができるのではないかと思います。いわゆる「儲ける」という商い行為そのものになるのかなと。

また、プロダクトの視点でも、自己解釈でも良いので、ルールの理解度が高い状態で出すプロダクトは、人が集まるので「筋」ができているのではないでしょうか。

頑張って伸びる時期と頑張っても期待以上の効果が出ない時期になっていくように、どれくらい時間とお金を出すのか決める為に、エクセルを叩くようになるのかなと思います。これを間違えて、永遠に頑張るみたいなスタンスをとると、だんだん「うちの理念は何ですか?」とスタッフさんから詰め寄られるようになっていくのかなと。

 

「行動力」「巻き込み力」

起業家っぽい人がよく持っている「アニマルスピリットさ」です。採用のために、ツイッターで100人に連絡するとか。優先順位を考えた結果、自分が宅配するとか、そう言った「やるべきことを、やる。」というところです。

ある人は「投資するか否かは、「特定コミュニティのリーダー的存在で」「営業力があり」「30才以上」の3つだけで決める。」と言っていました。「発信力がある人に投資するから、ブログとツイッター毎日やれ。」という話もこれだと思います。

ある特定のコミュニティーで第一人者感を出せると、最初の人材が集まりやすいということが言えるのでしょう。

問題解決において、人に会って話をする、話を通すといった場面も出るかもしれません。独りよがりではなく、人と話せて損はないと思います。

 

誰でも同じビジネスモデルをあっという間に作れてしまう昨今だからこそ「人を買う。」「人で評価する。」のウエイトが高まると思います。

 

ということで、人間力を高めて、再現性ある起業家になっていきましょう!

そんな私は「〇〇領域におけるバーティカルな仮想通貨取引所」を開発しておりますので、ご興味ある方は下記のツイッターからフォロー、メッセージください!よろしくお願いします。

twitter.com

インターンの井上くんが作ったイーサリアムで仮想通貨「OKA」コイン発行までを紹介。

突然ですが、「イーサリアム」「AR」「AI」と言うテーマに興味があり、その中で、

ブロックチェーンと仮想通貨をテーマに一つ事業を作っています。

 

仮想通貨やブロックチェーンと聞くと、感度の良い方であれば、そんなの知ってるさ!俺の方がもっと知ってる!になるんですけど、今回は、キャズムのまだ先にいる人でも、こんなに簡単に独自通貨発行までは出来るんだぜ!ということを紹介しようとインターンの井上くんにまとめて貰いました。以下、井上くんです!

 

初めまして!一岡さんの元でインターンを行っている井上と申します。

先日、「普通じゃない未上場向け企業の資金調達方法メモ」にて一岡さんが注目しているという「ICO」には独自の仮想通貨が必要となります。

本記事ではこの独自通貨の作り方について説明させていただきます。

 

今回は練習として、Ethereumをベースにテスト環境にて発行を行います。

独自通貨の発行には手数料用のEtherが必要となりますが、テスト環境ではマイニングにより簡単にEtherを入手することができます。

 

環境:

Ubuntu 16.04

Geth 1.7.2

(Geth等の基本となるEthereum環境の構築については方法を公開しているページが複数ありますのでそちらをご覧ください。)

 

はじめに

https://github.com/ethereum/mist/releases

にて、最新版のEthereum Walletをダウンロードします。(執筆時点では0.9.3)

ダウンロードが終わったら早速解凍し、実行していきましょう。

 

実行すると、ブロックチェーンの同期が開始します。

デフォルトではメインネットワークのブロックチェーンを同期し始め、これには莫大な容量と時間を要する為、とりあえず下の”USE THE TEST NETWORK”を選択します。こちらは比較的短時間で終わります。

f:id:ryotaichioka:20171125160643p:plain

 

その後登録画面になりますが、LAUNCH後にも登録できるのでSkipして先に起動してしまって構いません。

もしも”LAUNCH APPLICATION”が出ない場合は同期が完了するまで待ちましょう。

 

f:id:ryotaichioka:20171125160705p:plain

起動するとこのような画面になります。Test用ネットワークには数種類あるようですが、今回は個人用のため、上記メニューから”Develop” > “ネットワーク” > “Solo network”を選択してください。

※Solo networkで作成したデータはPCを再起動すると消えてしまう様なので、保存したい場合はEthereum用のプライベートネットワークを作成してください。

f:id:ryotaichioka:20171125160805p:plain

 

Solo networkに切り替えたら、”ADD ACCOUNT”からアカウントを作成します。パスワードは忘れないようにしましょう。

アカウントを作成したら、上記メニューの”Develop” > “マイニングを始める”よりマイニングを開始してください。

マイニングを開始して少しすると、右上のEtherの値が増えていることが確認できると思います。

f:id:ryotaichioka:20171125160833p:plain

ここから独自通貨を発行していきます。”CONTRACT”タブを開き、”DEPLOY NEW CONTRACT”を選択します。

すると下のほうに”SOLIDITY CONTRACT SOURCE CODE”と書かれた入力枠があると思います。

Ethereumでは自通貨を発行する際にSolidityという言語で作成されたコードが必要になり、ここがその入力欄です。

コードのサンプルは公式HPにて公開されています。

https://www.ethereum.org/token

設定を変更したい場合は各自で改変可能です。今回はこちらで公開されているコードをそのままコピペします。

但し、9行目の

uint8 public decimals = 18;

の部分のみ、18を0にしておきましょう。

すると右に選択欄が生まれるので、”Token ERC 20”を選ぶと入力欄が現れます。

f:id:ryotaichioka:20171125160847p:plain

それぞれの項目を設定します。

“Initial Supply”は総供給量です。

“Token name”は通貨名となります。

“Token symbol”は通貨の単位です。日本で言うところの円ですね。

先程設定したdecimalsというのは通貨の小数点以下の数です。3だと.000が付きます。

18のままでも良いのですが、少し見づらいので今回は0としました。

設定を終えたら下にあるDEPLOYを押し、パスワードを入力しSEND TRANSACTIONを押しましょう。

f:id:ryotaichioka:20171125160905p:plain

Transactionをすると、Walletタブの下のほうに以下のような情報が現れます。

処理を行っているので少し待ちましょう。

f:id:ryotaichioka:20171125160935p:plain

処理の完了後、自分のアカウント情報を確認すると10000okaを所有しているのが確認できると思います。

尚、送金についてもSENDタブから通常のEtherと同様に行えます。

 

f:id:ryotaichioka:20171125161006p:plain

 

以上で独自通貨の作成は完了です。お疲れ様でした。

 

ということで、誰でも簡単に発行は出来るので、より仮想で何を作るかが大切なのかなと。

仮想通貨、ブロックチェーン関連に興味のある方、お仕事の依頼であれ、開発してみたい!であれ、ぜひtwitterまで、ご連絡くださいー!

twitter.com

早稲田大学理工学部で行った授業のまとめ

朝日先生のお誘いで。早稲田大学理工学部で「起業工学」なる授業を行いました。

爆破テロがあったにも関わらず、来てくださった学生のみなさんには感謝です。

 

授業は「サービスデザイン」と「プロダクトデザイン」という0→1を行う上で、思考をまとめるフレームワークを紹介しました。ですので「マーケティングデザイン」「コーポレートデザイン」「ファイナンスデザイン」と言った起業ではなく経営的なお話はしていません。

 

実際のアイディアが当たるかどうかは、「やってみなければわからない。」のですが、その当たったアイディアが強いサービス、プロダクトになっていくかは、ある程度成功法があるのではないかと思い、今までの経験と学んだフレームワークを紹介しました。

授業で使用したスライド⬇︎

www.slideshare.net

 

「独占」して「価格」を自由にコントロールできるようになるかが、「儲かる」ということにつながるので、より高度な領域もしくは「経済圏」を自分で作れるように努力するということになるのでしょう。

 

また、スライドを作るにあたり参考としたオススメの本をここにアップしておきます。

 本の画像をクリックすると、amazonに飛びます。

 

起業の流れを紹介している本

 

「変化率」を紹介している本

 

「消費者の意思決定」を紹介している本 

 

「開発にいくらかかるかを算出する方法」を紹介している本 

 

「KPIの取り方と意思決定方法」を紹介している本

 

「セールスにおけるPDCAの工数管理」を紹介している本

 

「ステイクホルダーに対する付加価値設計」を紹介している本

 

「日本における雇用に関する法律及び契約書」を紹介している本

 

「投資家が何を期待しているか」を紹介している本

 

「事業をどのように評価するか」を紹介している本

 

「エクイティファイナンスに関するファイナンス方法と契約書」を紹介している本

 

「事業で必要となる法律と契約書」を紹介している本

 

番外編:「会社を作る方法」を紹介している本

 

起業を皆さま、楽しみましょう!

普通じゃない未上場向け企業の資金調達方法メモ

今週はファイナンスウィークでした。ファイナンス関連の方々とお会いする機会が多かったからですね。

それにしても、数年前と比べて、多様な資金調達方法が出てきたなと思い、起業家にとってはオプションが増えることはいいことなので、2017年時点で、普通株、優先株、借入以外の方法をまとめようと思いました。

 

①コンバーティブルデッドとコンバーティブルエクイティ

これは最初に株価をつけず、資金を先に入れて、その資金をあとで株に転換するやり方です。

コンバーティブルデッドは、最初は貸付、貸付した資金を株に変えるというやり方です。創業者が、個人で貸付したお金を、のちに株に変える。ということもあります。

コンバーティブルエクイティは、新株予約権を発行し、行使タイミングで株になります。エメラダさんがやり始めています。

emeradaco.com

株価に関しては、お金を入れた次の調達時の株価から割り引いた株価になります。

これも条件設定は自由ですが、なんとなく、20%の割引が多いイメージでした。

 

②プライベートデッド

銀行借入と違う点は、借入と株式のミックスができる。と言う点かなと思います。PEファンドなどが行っている印象で、金額が数億円の小さい案件まで降りてこない印象で、なかなかスタートアップには敷居は高いですが、ケースバイケースなので、チャレンジしがいはあります。

 

③社債発行

1件だけやっている会社があり、未上場なのにできるかと驚きました。設定年数の最後に一括返済。その間はクーポン(利子のようなもの)を出す形で、借り入れの一括と約定の間みたいなイメージです。

 

④ICO

個人的に、もうめちゃ注目株です。簡単にいうと「仮想通貨を利用したクラウドファンディング」です。販売型として設計する必要はありますが、世界中から資金調達できます。調達コストは売上形状のため、消費税と利益分の課税になります。日本円のクラウドファンディングと違い、世界中から集められるので、デジタルサービスが相性いいです。また、創業間もなく、実行できるので、そういった点でも、シード期であれば、オプションとして持っておくべきだと思います。不勉強が損をするので。

 

資金調達は、相対取引なので、条件もいろいろ設定できますので、

「借り入れで5000万円金利6%で、残り5000万円を第三者割当増資でお願いします!」と言う交渉を起業家がしてもいいと思っています。条件合う先に引き受けてもらえればいいので。これは交渉力が上がる、シリーズA以降のCFOがやる仕事だと思いますが。

企業の事業フェーズに合わせて、三方(新株主、貸主、既存株主)よしとなる資金調達ができるといいですね!

 

また、個人的にはセカンダリーマーケットが充実すると、出し手の回収リスクも減り、投資機会も増えるので、より良くなればいいですよね。PEにとっては、金額が小さいと言うことであれば、株式交換とかやり方もあると思うので。

 

株を売りたい人が売れるタイミングを増やすことは、企業がモチベーション高く、成長させる重要なポイントになると思います。

 

他にもあれば、ぜひ教えてください!間違いあれば、それも教えてくださいー!

 

年2回のボーナスを開始しました。

今年度から年2回、「半期個別収益差分ボーナス」と「半期営業利益還元ボーナス」を開始しました。

 

スタートアップのインセンティブとしてストックオプションはもちろんあるのですが、企業の基本は「儲ける」ことであり、儲けられるから、継続的に社会に対して価値を提供できるわけです。

 

儲けることに対しての意識を上場後も継続的に持つカルチャーを作る、また、従業員の雇用継続率をあげるためには、今のうちから賞与制度を今現在で出来る範囲での設計しようと思った次第です。

 

「半期個別収益差分ボーナス」に関しては以下の通りです。

  • 年2回、個別もしくはチーム毎で収益の差分の10%または月間給与の2.5か月分のいずれか低い方を支給する。
  • 収益は売上から個別原価、個別販管費、新規投資分利益按分、再投資分利益按分を引いたものになる。

「半期個別収益差分ボーナス」に関しては以下の通りです。

  • 年2回、営業利益の10%を全社員で割って支給する。

組織の大きさ的にまだ出来ないのですが、やってみたい制度もあります。それはまた追々出来ればなと。

 

「今のニッチを、未来のメジャーに。」をコーポレートミッションに、まずは、10億円を10個作れるようになる組織目指して参ります。

「終」の会社が、本格始動しました。

いきなり何のことかと思うタイトルですが、私にとって残りの人生全てを注ぐという意味の「終」の会社が準備が整い、本格始動しました。弊社サイトを更新したので、今の気持ちを備忘録的にまとめます。

http://kurasytech.com

 

起業家という仕事は別に誰から頼まれてやる職種ではないため、自分の信念理念がものすごく重要であるということを過去の経験から学ました。

私は人生を全てかけることができる領域を探そうと、一年間事業構想に明け暮れ、自分の飽きっぽい性格も加味して、事業が膨らませることが出来る領域を、やっと見つけ構想を腹落させることが出来ました。今回描いた壮大な「絵」の元に、サービスを第一弾、第二弾と展開していきたいなと思います。

 

私の構想は、直接聞いて頂ければと思いますので、ここには弊社が世の中に提供したいサービス理念を記述しておきます。

 

「頑張らないヘルスケア」の実現

病気になった場合やダイエットに代表される健康維持は今までの生活を変えなくてはならない場合が多く、普段の生活に戻ることや、生活のなかで改善することが難しい現状があります。

私たちは普段の生活を送るなかで自然に健康体になる仕組みを、疾患のみなさまや健康維持を目指すみなさまの「衣食住」に代表される生活のなかでも密着している分野、そして「薬」の分野において、サービスとして提供していきます。高度な専門性を誰でも使えるものに変換し、「頑張らないヘルスケア」を実現することが私たちの目指すべき世界です。

 

高度な専門性やアクセスの難しさを、誰でも簡単に使えるカタチにして提供し、不安に陥らず、日常生活が送れる世の中を作っていきたいなと思います。

 

サービスは順次公開します。お楽しみに。

事業の作り方に対する考え方の変化

久しぶりにブログを更新します。

 

新しく事業、そして会社を作っていくことは、やっぱり楽しいです。会社も事業も建築同様、土台は重要で、前より大きなビルを作ろうとすると土台も気合を入れないといけません。しかし、その先にある世界を考えるとやっぱり楽しいです。そして、それに共感して集まってくれる皆さんもまたレベルも意識も人脈も高く、してやったる感を感じられるのは本当に楽しいです。起業家という職業を選べて本当によかったと思うばかりです。

 

前の起業と大きく違うなと思うところは、見えている視点と世界、起こることがなんとなしにわかるのもそうですが、事業を始めるにあたり、サービス選定に違いがあることです。

 

以前は20台前半ということもあってか、「新規性」や「だれもやっていない」ということを気にしていました。たしかに世の中に新しい価値観をHOWを提供することはとても重要ですし、変化率を捉えてこそ起業家であるとおもいます。ただこれに囚われ過ぎてもいけないなと思うようになりました。

 

というのも、事業は「独占、寡占できるかどうか」はかなりの重要度であると思います。「だれもやっていない」ことが上手くいくと必ずフォロワーが現れるのですが、これを追いつけないようするために、ガンガン資本を入れたりしてポジションを築かないといけません。しかし、この「だれもやっていない」ことが、独占しづらい領域やサービス内容ということもあります。デジタルに伸ばしづらい領域です。その場合、何社も生き残ってしまいます。

 

逆にいえば、そういった領域は上手く経営すると利益を出しやすいです。寡占されずらいサービスをフォロワーで粛々とやり、月額や景気非敏感型サービスを備えることで、企業の骨子となる事業に育つのではないのかなと。まずはそのような事業を作って、再投資サイクルを作るというのも大切だなと思うようになったのです。新規性とは「デザイン力」と「伝え方」だなと。

 

結局はユーザーがいいなと思うもので、経済合理性があり、マクロで伸びる要因があれば、流れで大きくできるのですが、そこから先を考えると上記の視点も大切だなと思う今日この頃でした。